2012年04月03日

大友再始動関連本2種。

いよいよ開催が近づいてきました大友克洋GENGA展。
公式:http://www.otomo-gengaten.jp/

公式図録の予約も始まっております。
4756242731GENGA - OTOMO KATSUHIRO ORIGINAL PICTURES -
大友克洋原画展 実行委員会
パイインターナショナル 2012-04-23

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それに先立ちまして、2冊ほどこの原画展の告知と、
これまでの大友克洋の業績をまとめた特集を組んだ雑誌が発売されています。

というわけで、今日はそれをご紹介いたします。
気になる方のみ続きをどうぞ。


(1)芸術新潮4月号
B007IJPFOW芸術新潮 2012年 04月号 [雑誌]
新潮社 2012-03-24

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アート誌でのまさかの大友特集。1500円と価格はそれなりにしますが、
雑誌のサイズが大きいことと、紙質・印刷の質が大変よいために、
ふんだんに使われた大判の原画の美しさを堪能することができます。

内容としては、全く大友作品を知らない人のためにこれまでの内容を
細かく紹介するというよりは、アーティストとしての大友克洋の変遷と
それがアートの世界に与えた影響というものを中心に書かれています。
全く大友作品を知らない人に対しては、話の筋の部分に興味をもたせる、というよりは、
その圧倒的な絵をとにかく並べることで、その存在の大きさを語ることで紹介をする、
という考え方のようですね。

デビュー作「銃声」の原画も大きく紹介されていますし、その他の原画も
そもそも作品のセレクトが大変マニアックですばらしいし、
ベタのムラとか、写植やスクリーントーンを貼った感じまで完全に印刷で表現されているので
ファン感涙の図版ばかりです。文章は個人的に高寺さんの寄稿が嬉しかったですし(笑)
書き下ろしマンガも載っておりますし、こちら相当保存版です。

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(2)BRUTUS 2012年4/15号
BRUTUS (ブルータス) 2012年 4/15号 [雑誌]BRUTUS (ブルータス) 2012年 4/15号 [雑誌]

マガジンハウス 2012-04-02
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こちらは芸術新潮とは対照的に、「漫画としての大友作品」にスポットをあてた特集。
新連載の話については掲載紙情報も含め、こちらの方がより踏み込んだ内容が
紹介されています。また、表現方法の紹介としても、漫画の歴史の中での表現方法の転換点、
というのが基本スタンスになっているように思います。AKIRAの原画が小さいながらも
かなりの頁紹介されていたり、AKIRAのステッカーがついていたり、
年表形式で作品が紹介されていたり、著名人の大友作品への想いがかなりの頁を割いて
紹介されていたり、井上雄彦さんとの対談があったり、大友マンガに興味を持たずに
いられないような内容になっています。これから大友作品に触れようとする方が
読むにはこっちの方が敷居が低そうな雰囲気。

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どちらもそれぞれのスタンスで大友作品のここを推したい!というポイントを
誌面いっぱいをつかって紹介していますので、大友作品に触れてみたい方も
コアな大友ファンの方も気になる方は是非読んでみてくださいませ。


posted by 日高見 at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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