2006年05月28日

「嫌われ松子の一生」原作本を一気読み。

映画のCMで気になっていたものの、CMから何となく
「原作とは全然違うんじゃないだろうか」というニオイを感じたので
映画を見る前に、まずは原作を読もうと思った
「嫌われ松子の一生」。(→映画公式サイト

嫌われ松子の一生 (上)嫌われ松子の一生 (上)
山田 宗樹

幻冬舎 2004-08
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昨夜原作本(上下巻)を購入して、
昨夜〜本日午前にかけて一気に読んじゃいました。
一冊の所要時間は約二時間。
何だ、この読みやすい本は(^^;会話が多いからかな。

で、以下原作の感想。
これから映画見る人とか、原作読む人いたら
まぁ、飛ばしてください。


大雑把なストーリーとしては、
何者かに殺害された「松子」の部屋を、そんな伯母が存在
していたことすらもその時まで全く知らされていなかった
「松子」の甥、大学生の笙が片付けに行くところから始まる。

「松子」がどんな人間だったのか、人生を送ったのか、
それをきっかけに笙が探っていくことで物語が始まる。

主人公、松子の人生は常に男性がキー。

中学教師からトルコ嬢に転落、トップになるも殺人を犯して服役し、
出所しては美容師として働き、最後は教師時代にキーになった男性が
再度大きなキーになって人生を大きく狂わせていく。

その狂わせ方が半端じゃない。

でも、人生がどこまで狂ってしまっても、
松子自体は誰かと一緒にいたい、愛されたいと
ただそれだけで一本筋が通っている。
妙に真っ直ぐ前を向いている。
ただ、その見つめる方向が常に、一般的な判断では「間違った方」
であるから人生がそんなことになってしまうわけで。

そんなこんなで、最期は、まぁ、かなり救いがない。

「松子」の性格を考えたときに、好きな方では決してなく、
そんな人のそんな壮絶な人生譚を延々と読んでいても
不思議なことに嫌悪感はあまりなくて、読後はむしろ
喪失感のようなものを感じるのがこの作品の不思議な所。

どこか共感する部分もあるんかなぁ、と思う。

うん、不思議な作品でした。

で、問題は映画。

多分、すごく違う気がする(苦笑)。
原作を読んで、映画のCMを見て、ますます違うなぁ、と実感した。

松子の人生が、土砂降りの雨だとしたら、歌に例えると
原作は「傘がない」で映画は「雨に歌えば」
…という感じがするんだが。

映画みたいなぁ。
でも上映映画館が郊外のシネコンのみなので、
なかなか気軽に見に行けないでいたりする(TωT)
posted by 日高見 at 16:24| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
嫌われ松子の一生、みました。考えさせられました。松子は精神的に不安定で非常識ながらも松子なりに精一杯生きたけれど、転落して嫌われ松子、嫌われ松子の一生になってしまったのだと感じました。ただ、松子は少し自分に対する過信があり、自信過剰だったように思います。私も嫌われ香菜子、嫌われ香菜子の一生にならないように、自信過剰・傲慢高飛車な態度をしないように心掛けたいです。香菜子
Posted by 香菜子 at 2016年07月16日 09:57
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